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やさしい21世紀の若者たち

  管理主義的なニフティサーブではなく、無法地帯と呼ばれていたPC-VANの住民であることが誇らしく(笑)感じられたあの頃、  偽悪的な振る舞いをすることが大人のたしなみだと信じていたあの頃、  べっこあめや、リムネットが光り輝いて見えたあの頃、  あやしいわーるどの蠱惑的な世界をのぞくことで世の中の本当の姿を垣間見ることができると思っていたあの頃、  2ちゃんねるなんてまだなくて、あめぞうがまだ息をしていたあの頃、  そんな頃でも、草の根ネットはすでに伝説の彼方にあった。  一度、草の根の世界にはまってみたかったなぁ…。  そんな時代に戻りたいとふと思ってしまう旧人類にとって、21世紀を生き延びることは本当に容易ではない。  20世紀のバブルを見てきた私からすると、21世紀の若者たちはみんな優しくて、清く正しく美しい。まぶしすぎるほどに。  同じ人類なんだろうかと疑ってしまうほどにまぶしい…。  そういえば、我孫子にお住まいだったアンギラスさんはお元気だろうか…

箱根駅伝:もう一つの試練(ドラマ)

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   箱根駅伝に関して、青山学院大の神林主将を襲った悲劇をめぐる一連のエピソードが話題になっている。早大競争部とは何の関りもないので、詳しい事情は知らないが、早稲田でも同じようなトラブルが往路の大ブレーキに繋がっていたようでもあり、彼らの懸命な努力と心情に敬意を表し、心からお疲れ様と言っておきたい。  とりわけ、大学最後の箱根を走れなかった吉田主将と、初めての箱根駅伝で、大きなプレッシャーと戦いながら山に挑み、その魔物に吞み込まれてしまった一年生の諸富くん。二人の無念と絶望はいかばかりであったろうかと思うと、心が痛くなる。  人生に降りかかる災難は人それぞれだけれども、今回の苦難に立ち向かった経験は、二人が今後の人生を歩んで行く上で大きな糧になるだろうと思います。今回の事に挫けることなく、堂々と前を見て、これからも突き進んでください。本当にお疲れさまでした。 (photo by すしぱく ) (2021.1.4公開)

箱根駅伝2021

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   明日は年に一度の 箱根駅伝 だ。二年前(2018年12月)に倒れて以来、初めて自宅で観戦する箱根駅伝でもあるから、感慨深くもある。  昨年は、施設からのテレビ観戦だったが、シード落ちもやむなしの状況から何とか盛り返し、シード権を確保した母校は、今年は優勝をも伺いうる好調ぶりだというから、本当に楽しみでならない。  箱根駅伝のテレビ中継は、ずっと昔からあったものだと思っていたら、1987年に始まったのだという。しかも、 日刊スポーツの記事 によれば、当時の箱根駅伝はコース変更もしくは大会中止を迫られ、存続の危機に瀕していたという。それがテレビ中継によって、学生ランナー一人ひとりの懸命な走りと人生のドラマがお茶の間に届けられるようになり、人々を感動させ、心を動かし、皆に元気を与え、世の中に大きな影響を及ぼしうるようになったことで、大会存続の危機も消え去り、箱根駅伝それ自体の襷もつながれた。いまや箱根駅伝の観戦は新春恒例の年中行事の一つにもなりつつある。 箱根の区間配置予想(早稲田) 往路:井川くん⇒太田くん⇒中谷くん⇒鈴木くん⇒諸富くん or 吉田くん 復路:北村くん⇒半澤くん⇒千明くん⇒山口くん⇒宍倉くん ※千明くんの覚醒に期待!! (photo by クマキチ ) (2021.1.1公開)