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明日(5/31)はラグビー新人早慶戦

  明日(5/31)はラグビーの新人早慶戦だ。ことしの慶應には桐蔭学園の連覇を支えた申驥世くんや 西野誠一朗くんなど、4人の高校日本代表(早稲田には3人)を含む、有能な選手が多く進学しており、難しいゲームになりそうだ。明後日(6/1)には、天理との招待試合(天理親里ラグビー場)もある。怪我の松沼くんに加え、矢崎くんや服部くんまでコンディション不良らしく、最近の試合に出ていないことが不安でならない。  ところで、競走部の話題。現高3世代のトップランナー複数人が早稲田に来るという噂があるらしくネットで話題になっている。駒沢や青学のような優勝常連校でもなければ、毎年トップランナーが数多く進学する中央でもないのだから、どこまで本当なのかはわからないが、もし事実なら、近いうちに三大駅伝で久しぶりに早稲田の優勝を見られるかもしれない。

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 早稲田が最後に「日本一(注)」となったときのスクラムハーフ堀越正己くんを取り上げた記事。敵陣からボールが大きく蹴り返され、アッと思ってボールの行方を目で追うと、そこには必ず堀越くんがいて、新たな攻撃の起点になった。「 雪の早明戦 」と同じシーズン、「鬼のキモケン」こと木本建治さんが監督をなさっていたころのことだ。 ・ 堀越正己は糸を引くような美しいパスで日本ラグビーを席巻 身長158cmでも「僕に居場所を教えてくれた」 (スポーツブル ) 注)大学日本一ではなく、日本選手権で東芝府中(現BL東京)を破っての、文字どおりの「日本一」  もう一つ。着実に成長を続ける城くん(2)の記事。 ・ 悔しさを糧に。早稲田大NO8城央祐 (ラグビーリパブリック)  松沼くん(3)が怪我から復帰し、粟飯原くん(4)やルーキーの駒井(1)くんらも加わって、熾烈なポジション争いを繰り広げれば、最強の第三列が蘇るに違いない。

ラグビー現有戦力

  昨年はファンのあいだで史上最高のリクルーティングといわれたが、今年の新入生も少数精鋭ながら将来有望な選手は少なくない。「今年こそは荒ぶるを聞きたい」と願うOBOGも少なくはあるまい。そこで今回はポジション別に現有戦力を見ておこう。なお、()内は学年および出身校、代表歴。「候補」とあるのは高校日本代表候補。OBは所属チーム。  まずはフロントロー。昨シーズン、学生最強といわれた布陣からサトケンこと佐藤健次主将(現埼玉WK)、亀山昇太郎くん(現GR東葛)という二人の主力が抜けた穴は大きいが、それを埋める人材も豊富だ。ルースヘッドには昨年の最強フロントローでキーマン的な存在だった杉本安伊朗くん(3、國學院久我山、U23)と、山口湧太郎くん(4、桐蔭学園)が残った。山口くんは1年時に対抗戦デビューすると、2年時からはずっとAチームを支えつづけて来た、経験豊富な選手だ。  一方、亀山くんが抜けたタイトヘッドには新井瑛大(3、大阪桐蔭、候補)くんが昨年から残り、進境著しい前田麟太朗(2、桐蔭学園、高校)くんも台頭してきた。新戦力では花園で暴れまわった巨漢プロップの平山風希(1、大分東明、高校)くんの存在も見逃せない。  佐藤主将が抜けたフッカーにはU23日本代表のキャプテンを務めた清水健伸くん(3、國學院久我山、U23)がいる。1年時に対抗戦デビューを果たし、以来、Aチームでは佐藤くんの影に隠れてはいたものの、しばしば実力の片鱗も見せてきた。いよいよ、本格的に暴れる時がやって来た。新戦力では桐蔭学園の連覇に貢献し、高校日本代表にも選ばれた石原遼くん(1、桐蔭学園、高校)も注目の一人だ。  フロントローでは、他にも勝矢紘史くん(4、長崎北陽台)や田中健心くん(2、桐蔭学園、候補)らも虎視眈々と出場機会をうかがう。花園を戦った、谷本幹太くん(1、桐蔭学園)や野村怜央くん(1、報徳学園)といったルーキーたちがどこまで通用するのかにも注視したい。  つづいて、体格的に小柄な選手が多く、高さ・重さの面で苦戦を強いられてきたセカンドローを見ていこう。2年時にはウィングで対抗戦にも出ていた、快速ロックの西浦剛臣くんが抜けたものの、力強い前進力が自慢の栗田文介くん(4、千種、U20)は健在だ。早稲田では比較的長身の小林光晴くん(2、福岡、候補)や小松輝也くん(3、常翔啓光学園、候補...

関東インカレとラグビー春季大会

  第104回関東インカレが終わった。  初日(5/8)の1500mではファンのあいだで本命視されていた立迫くんがまさかの予選落ちとなったが、ルーキーの山田くんが予選1組を5位で通過した( 9日の決勝 では11位)。ついで、 10000m決勝 では駅伝主将の山口智くんが日本人トップの3位に入り、早大に貴重な得点をもたらした。 ・ 早大・山口智規が関東インカレ10000m1部日本人トップ 駅伝主将の背中を見せる (4years.)  大会三日目(5/10)の3000mSCでは大本命のルーキー佐々木くんが 予選2組 を余裕の走りでトップ通過したものの、決勝当日(5/11)は足の違和感を感じて欠場。大きな怪我などでなければいいのだが。  最終日(5/11)の朝に行われた ハーフマラソン決勝 は山梨学大のキビエゴくんが大会新記録で制したが、早稲田は山の名探偵こと工藤くんが日本人トップの2位に入った。会場が大いに湧いたのは 5000m決勝 だ。山梨学大のムトゥクくん、城西大のキムタイくんという、強力な留学生を相手に、スーパールーキーの鈴木くんが果敢にも挑み、序盤は先頭でレースを引っ張るなど、圧巻の走りを見せてくれた。鈴木くんは2位、山口竣くんは8位入賞した(連戦のエース山口智くんは12位)。長距離部門でも随所に存在感を示した早稲田は男子1部の トラック競技で1位 ( 総合3位 )となった。  関東インカレ最終日と同じ11日には、 ラグビー春季大会 の対東海大戦も行われ、73-29で快勝し、3連勝を飾った。 ・ 早大らしいアタックで東海大を粉砕 次戦・京産大戦に向けて弾みをつける一戦となった (早スポ) ・ 東海大Bを圧倒して大量得点を奪取 熾烈なメンバー争いを繰り広げる (早スポ) 【ハイライト】(J SPORTS)   早稲田大学 vs. 東海大学   東洋大学 vs. 早稲田大学 (5/4)   大東文化大学 vs. 早稲田大学 (4/20)  なお、今年も 有望な新戦力 が加わって、今年こそは「荒ぶる」を聞けるかもしれない。  

五強

  今年の早稲田はすこぶる評判がいい。春先から五強の一角に数えられ、優勝候補に上げる人もいるほどだ。何故そんなに評判がいいのか。その理由は明白だ。渡辺康幸くんの再来とも噂され、早稲田OBOGがこの上もなく期待を寄せる鈴木琉胤くん(八千代松陰)と、そのライバルと目される佐々木哲くん(佐久長聖)の加入が大々的に報じられたからだ。昨年の暮に行われた都大路(全国高校駅伝)で各校のエースが集う、花の一区を日本人最高タイムで制し、駅伝ファンに衝撃を与えた鈴木くん。同三区区間賞でチームの連覇に大きく貢献した佐々木くん。二人が駅伝ファンを唸らせる走りをした、その同じ日に大学ははかったかのように、2025年度の推薦合格者を発表したのだ。正月の箱根でも往路は3位と健闘していた上に、二人のスーパールーキーが加わって、渡辺くんや、かつての三羽烏がいたときのような高揚感が早稲田ファンを包みこんでいる。  二人のスーパールーキーは入学前から、早稲田の躍進を予感させるような走りを見せる。正月に行われた都道府県駅伝では高校生区間の五区で、ともに大会新記録の快走を見せ、佐々木くん(区間賞)は長野の四連覇に、鈴木くん(区間2位)は14人抜きの走りで千葉の準優勝に貢献した。さらに鈴木くんは三月にもメルボルンの大会で5000mU20歴代3位(高校歴代2位)のタイムを叩き出している。  晴れて四月に入学すると、先日の日本学生個人選手権(4/27)では佐々木くんが大会新記録で3000mSCを制し、鈴木くんは5000mで、一年生ながらも終始レースを引っ張り、最後にはかわされたものの、大会新記録で入賞(2位)して、改めて強さを見せつけた。鈴木くんは派遣標準記録も突破していたことから、ハーフの工藤くん、3000mSCの佐々木くんとともに、ワールドユニバーシティゲームズ2025の日本代表に選ばれた。  期待の新戦力は二人だけではない。推薦組ではもう一人。駅伝力の高さに定評のある堀野正太くん(須磨学園)。内進組では5000m14分台一桁のタイムをもつ山田晃央くん(早稲田実業)も先日(4/27)の日体大長距離競技会では5000mのPBを更新するなど頼もしい限りだ。他にも5000m14分台前半のタイムをもつ冨田拓臣くん(水城)や多田真くん(洛北)など、今年のルーキーは実力者揃いなのだ。早稲田のOBOGが今からソワソ...